第18回 科研費新学術領域「多元計算解剖学」セミナー

From Multidisciplinary Computional Anatomy
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  • 日時
    • 2015年10月1日(日)15:00~16:00
  • 演題1
    • タイトル
      • CASでできること,わかること ー胆管膵外科編ー
    • 演者
      • 大城 幸雄 先生 (筑波大学・講師) (Yukio Oshiro. Univ. of Tsukuba)
    •  アブストラクト
      • 近年の医用画像に基づく計算解剖学の進歩は、画 像診断、解剖構造の正確な理解、手術シミュレーション等に大きく貢献している。わ れわれは、個々のCTやMRIに基づいた3D画 像を活用して、医工芸産連携によるコンピュータ外科手術支援、 新しい外科教育システムの開発研究を 行っている。開発項目は以下の ように多岐にわたっている。1) 臓器変形が可能な肝切除、膵切除エミュレータソフトの開 発・運用 2) タッチレスインターフェイスを使用した手術ナビゲー ションシステムの開発 3) 3Dプ リントを活用した手術シミュレーション・ナビゲーション  4) 肝切 除エミュレータと連携して動作するハプティックシステムの開発 5) 裸 眼立体視手術エミュレータシステムの開発 6) 次世代型 ダイナミックインタラクション手術テキスト・ アプリの開発 7)新しい画像抽出プログラムの開発。 当コンピュータ外科支援、教 育システムは、癌 や高難易度手術の治療成績の施設間格差是正のみならず、新たな外科 教育ツールとして有用と思われる。
  • 演題2
    • タイトル
      • 画像解析にもとづいた膵シミュレーションの臨床応用
    • 演者
      • 大内田 研宙 先生 (九州大学・助教) (Kenoki Ohuchida. Kyushu University)
    •  アブストラクト
      • 膵臓とその周囲組織の患者ごとの個別解剖の理解は膵疾患だけでなく、膵臓周囲のリン パ節郭清を必要とする胃癌手術な どにも重要である。特に腹腔鏡手術では、 膵臓の形状やその周囲の血管走行、および その両者の相対的な位置関係などが手技の難易度に深く 関わってくる。 現在、我々は 膵シミュレーション画像から実際の腹腔鏡手術におけるアプローチ法を術前に選択している。3Dシミュ レーションでは主要血管や膵臓を腹腔鏡の視野と同様の角度で観察でき、術中の視野を用意にイメージし、直感的に術中と同様の判断を術前に行うことができる。しかし、この判断はある程度術者の経験に依存するもので、より客観的な指標が求められる。術中所見と異なりシミュレーションは 血管や臓器間の実際の距離や角度を測定できるため、アプローチ法を選択するために必要とされる 測定可能な解剖学的評価ポイントを設定す ることで客観的な指標となるデータを蓄積可能である。また、3Dプリンターを用いて 各臓器、血管の可視化モデルや軟性モデルを作成し、手術プランニングへの応用や教育的な側面に関する取り組みもすすめている。さらに シミュレーション上での膵臓の変形モデルにも取り組んでいる。本発表では これまで我々が取り組んできた画像解析に基づく膵シミュレーションの現状と、今後の展望に関して提示する。
  • 問い合わせ先
    • 實 渕 ひとみ (MIBUCHI Hitomi)
    • 九州大学大学院医学研究院先端医療医学講座 新学術領域研究「多元計算解剖学」事務局
    • E-mail mibuchi @ dem.med.kyushu-u.ac.jp